[2021_09_23_01]東京電力 「生まれ変わる」と強調も… 柏崎市長「認識がいまだ足りない」【新潟】(新潟総合テレビ2021年9月23日)
 
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東京電力 「生まれ変わる」と強調も… 柏崎市長「認識がいまだ足りない」【新潟】

 東京電力は22日、柏崎刈羽原発の核物質防護の不備を巡る問題について、組織の風通しの悪さなどを原因にあげた報告書を、原子力規制委員会に提出しました。
 その後に開かれた会見で、幹部が何度も強調したのは…
 小早川智明 社長:「本気で生まれ変わらなければ」
 橘田昌哉 新潟本社代表:「柏崎刈羽原発を生まれ変わらせるために…」
 稲垣武之 常務:「生まれ変わった姿を行動と実績で示す」
 「生まれ変わる」という言葉。
 しかし…
 
 【当時の勝俣恒久 社長(2007年)】
 「個々人の意識改善から組織風土の改善まで、先頭に立って進めたい」
 これまでにも不祥事が発覚する度に、組織風土の改善を約束してきたはずでした。

 【花角知事】
 「そもそも適正に原発を運営する能力があるんだというところに疑問がついている」
 地元の信頼が大きく揺らぐ中、示された今回の報告書。

 【東京電力 小林喜光 会長】
 「やり遂げることが出来なければ『原子力事業に携わる資格がない』との烙印を押されると捉えて、最後の機会を与えられたと覚悟を持って取り組む」
 東京電力は、原子力部門の本社機能を県内に移転することで、本部と発電所・一体的に改革を進める考えです。
 しかし福島第一原発事故の当事者でもある東電が公表した報告書に、柏崎市の桜井雅浩市長は…

 【柏崎市 桜井雅浩 市長】
 「ひと言で言えば原因の分析に関して物足りなさが感じられた。原子力発電所に関わる仕事をしているんだという認識が未だ足りないんだと」
 今後、原子力規制委員会の追加検査が行われますが、同時に地元の信頼を得るための取り組みが求められます。
KEY_WORD:柏崎_核セキュリティー違反_:FUKU1_:KASHIWA_: