[2020_09_29_01]堀内環境副大臣 指定廃棄物問題進展なく謝罪(とちテレビ2020年9月29日)
 
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堀内環境副大臣 指定廃棄物問題進展なく謝罪

 放射性物質を含む指定廃棄物の処分場問題で環境省の堀内詔子副大臣が就任あいさつのため28日、福田富一知事を訪れ、問題解決に向けた進展がないことを謝罪しました。
 県庁を訪れた堀内副大臣は福島第1原子力発電所の事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の処分場について、国が詳細調査候補地として塩谷町を選定してから6年が経ち具体的な進展がないことを謝罪しました。
 一方で長期管理施設を整備する方針に今後も変わりはなく、詳細調査ができるようにはたらきかけをしていくとしていて「指定廃棄物の処理を国が最後まで責任をもって解決する課題」と改めて理解と協力を求めました。
 これに対し福田知事は「詳細候補地に選定された経緯が地元に説明されないまま6年が経った。国はより積極的に地元に足を運び対話の糸口を探ってほしい。これまで以上に粘り強い取り組みを期待したい」と強く求めました。
 指定廃棄物は現在、県内の160カ所で一時保管されていて、このうち9割は農家や民間事業者が保管しています。
 関係する県内6つの市と町は、農家の負担を解消するため暫定集約に向けて国と個別に協議をしています。
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