[2020_05_16_02]再処理「合格」に抗議 県反核実行委(東奥日報2020年5月16日)
 
 県反核実行委員会(三上武志委員長)は15日、原子力規制委員会が六ヶ所再処理工場の安全対策を認め、事実上の合格証となる「審査書案」を了承したことに抗議し、規制委に文書を堤出した。
 抗議文では「規制に合致させるために事業者に申請書を20回も書き直させ、ようやく了承した形にみえる。重大事故想定も低めに抑えられている」と批判。同実行委の齋藤憲雄事務局長は「なれ合いで行われた審査。着工から21年がたち機器の経年劣化によるトラブルも懸念される」と述べた。
 このほか原子力委員会と経済産業相に対し、再処理工場の操業に向けた手続きを認めないよう要請した。抗議文、要請文は同日付で郵送した。(加藤景子)
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