[2017_10_26_01]原燃敷地内の断層 活動性検証申し出 1万人訴訟原告団(東奥日報2017年10月26日)
 
 核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団(浅石紘爾代表)は25日、日本原燃・六ヶ所再処理工場の敷地内を走る小断層について、活断層かどうか検証することを求めた検証申出書を青森地裁に提出したと発表した。
 申出書によると、原告団は小断層3本のトレンチ(試掘溝)の検証を9月に申し入れたものの、原燃は「安全対策工事のアクセスルートをつくるため」として2本の埋め戻しエ事を始めたという。25日に県庁で会見した山田清彦原告団事務局長は「原燃は活断層隠しをしていると疑わざるを得ない」と主張した。
 原子力規制委員会は、原燃敷地内に将来活動する可能性のある断層は認められないと結論付けている。規制委は23日に提出した意見書で「検証申出書は裁判所自らが審査主体となって再処理の事業指定の当否を審査するに等しく、却下されるべき」との見解を示した。
 青森地裁は取材に「検証申出書の取り扱いについて現時点で答えられない」と回答した。 (阿部泰起)
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