参照元
川内原発外部電源１系統　保安規定を一時逸脱
　九州電力は、鹿児島県の川内原発につながる外部電源のうち１系統が、２日、およそ５時間にわたって国の保安規定に基づいて認可を受けた通りに電気を流すことができなくなっていたと発表しました。安全性に問題はなかったとしています。九州電力によりますと、川内原発では、福島第一原発事故を受けて見直された国の保安規定に従って、事故が発生した場合になどに必要となる外部電源が２系統、設置されています。このうち人吉変電所から川内火力発電所を経由する１系統が、２日午後、川内火力発電所で点検が行われた際に、およそ５時間にわたって国の認可を受けた通りに電気を流すことができない状態になったということです。九電は、国の保安規定に外れる状態だったとして、４日、原子力規制委員会や関係自治体に報告をしたということです。九電ではもう１つの外部電源の系統を確保していたので、安全性に問題はなかったとしています。