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松浦市長・玄海原発再稼働反対を正式表明
　佐賀県の九州電力玄海原子力発電所について、松浦市の友広市長は、４日会見し、市民の理解が十分でないとして、再稼働への反対を正式に表明しました。
　松浦市　友広郁洋市長「市民の声や電力需要の状況などに鑑み、松浦市長としては再稼働は容認できないとの考えにいたった」松浦市の友広市長は、４日夕方会見を開き、玄海原発再稼働への反対を、正式に表明しました。松浦市内では、鷹島町が原発から最短で８キロあまりと、県内で最も近い距離にあります。先月、国と九州電力が、玄海原発の安全対策などについて説明会を開いていますが、友広市長は、安全性や事故が起きたときの避難体制に市民の理解が十分でないことや、電力が現状でも安定供給できている点を、反対の理由に挙げています。
　松浦市　友広郁洋市長「安全性について市民がまだ信頼していない。国の説明でも、１００％（安全だと）申されなかったことが、そこが一番のポイント」再稼働に向けては、佐賀県知事の同意が焦点で、友広市長は、反対の表明について「佐賀県知事は重く受け止めてほしい」としています。玄海原発から３０キロ圏内の自治体のトップが再稼働反対を表明したのは、県内では、壱岐市の白川市長に続き２人目です。平戸市の黒田市長、佐世保市の朝長市長は、「判断できない」との立場です。友広市長は、再稼働の同意を求める範囲に、松浦も含めてほしいとしていて、県内の平戸市などとも協調していく考えを示しています。