[2015_02_21_01]六ヶ所村の活断層 工場側に100メートル延長 追加調査結果を審議(中日新聞2015年2月21日)
 
 原子力規制委員会は二十日の審査会合で、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)の近くにある活断層「出戸西方断層」(長さ約十キロ)の南端は、工場のある南側にさらに約百メートル延びるとした原燃の追加調査結果を審議した。規制委側は、さらに南側に続く可能性がないかどうか再検討するよう求めた。
 原燃はまた、地震や津波関係の今後の審査で、下北半島沖合を走る「大陸棚外縁断層」の活動性など十項目の説明を予定していると報告。原燃は月二回程度の地震関係審査会合の実施を求めてきたが、松村{弘副社長は「回数にこだわらずきちんとやっていきたい」と方針変更を表明した。
 敷地中心から約四キロ北東にある出戸西方の南端が、敷地方向に延びる可能性を規制委が指摘したため原燃が追加調査を実施。新たな試掘溝で三つの小断層が見つかった。原燃は、出戸西方断層と小断層は連続しないが、関連性があるかもしれないとの「安全側評価」から、出戸西方を百メートル延ばすとした。
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