岩手山
 
岩手山全景 盛岡市内から 2010年5月19日 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 玄武岩〜安山岩質(極希にデイサイト質噴出を伴う)の西岩手・東岩手の2つの成層火山から成り、西岩手の山頂部には小規模なカルデラ地形(西岩手カルデラ)が存在する。爆発型噴火が特徴であるが、溶岩の流出も多数認められる。周囲には爆発的噴火による多数の降下火砕堆積物層が分布する。また、少なくとも7回の大規模山体崩壊が発生し、その崩壊堆積物が山麓を広く覆っている。山体崩壊の回数は、国内の活火山の中で最多である。西岩手に比較して東岩手の方が最近までマグマ噴火を継続しており、薬師岳は本火山の最高峰(標高2038m)である。
 有史以降の噴火は、西岩手山大地獄谷(現在も噴気活動活発)での小爆発1回のほかは、すべて東岩手山である。東岩手山における歴史時代の2回の噴火は、どちらもマグマ噴火であった。薬師火口と同火口内にある妙高岳では、高温の噴気活動が認められた時期(昭和9-10年、昭和34年、昭和47年)もあるが、現在は数箇所で弱い噴気が認められるにすぎない。玄武岩〜安山岩のSiO2量は50.2〜62.7 wt.% である。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 大間原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 六ヶ所再処理工場 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 東通原発 ]
Wikipedia(岩手山)
岩手山 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 岩手山 (PDF) - 気象庁
日本の火山 岩手山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 岩手山

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 盛岡市の北西20kmほどのところにある岩手山は、前兆現象による噴火予知が成功しなかった火山として、地球物理学者には有名な火山である。2011年以降、噴気活動が継続しているため、注意が必要だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 岩手県にある岩手山(標高2038m)は盛岡市の北西20kmほどのところにある。
 2007年、噴火警戒レベルが設定された。これは日本で最初に噴火警戒レベルが設定された火山の1つである。以後、噴火警戒レベルは1のままである。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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