秋田焼山
 
湯沼及び空沼周辺 南東側上空から 2006年11月1日 気象庁撮影
中央は空沼、左手奥は湯沼

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 直径約7q、比高約700m、緩傾斜(15°以下)の山体からなる小型の成層火山。 主山体は主に安山岩から成る。 頂部に直径600mの山頂火口(外輪山)があり、焼山山頂はその南西縁に位置する。 中央火口丘鬼ヶ城と火口南東縁のドームの2個のデイサイトの溶岩ドームがある。 側火山の栂森(つがもり)が主山体東側にあり、東に溶岩を流出している。 主山体南側にも側火山である黒石森がある。 構成岩石のSiO2量は56.9〜70.8 wt.% である。
 焼山山頂付近は変質が著しく、山頂火口や山麓に多くの温泉がある。 西麓の玉川温泉は強酸性で、北投石(鉛を含む重晶石:特別天然記念物)の沈澱が有名。 また、火山ガスによる登山者の事故も起きている。 有史以降の噴火は鬼ヶ城や北面の爆裂火口、空沼からの泥流流出などがある。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 大間原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 六ヶ所再処理工場 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 東通原発 ]
Wikipedia(秋田焼山)
秋田焼山 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 秋田焼山 (PDF) - 気象庁
日本の火山 秋田焼山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 秋田焼山

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 秋田焼山は秋田県の北東部に位置する活火山であり、直径約7kmある成層火山だ。周辺には後生掛温泉や玉川温泉があり観光客で賑わうが、火山活動は依然活発であり、また火山性ガスにも注意が必要な火山である。
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 秋田焼山は秋田県の北東部に位置する活火山であり、直径約7kmある成層火山で、標高は1366mである。
 山頂部には直径700mの山頂火口があり、湯がたまっていて湯沼と呼ばれている。湯沼は白濁していて、盛んに水蒸気を噴出し、硫化水素ガスの強い臭いが立ち込めている。
 火山性ガスによる登山者の事故が起きていて、登山道以外の立ち入りは禁止されている。
 1950年ごろには硫黄の採掘が盛んになって月に800トンも産出するなど、火山性の鉱物が多い火山である。
 2013年に噴火警戒レベルが設定され、以後1のままである。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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