[1998_01_21_01]記者の目 「普通の地震」で壊れた新幹線 大島秀利(大阪社会部) リスクに甘い日本社会 原発直撃もタブー視(毎日新聞1998年1月21日)
 
 そして、阪神大震災は、リスクに対して考えが甘い日本社会の氷山の一角、と実感するに至った。それは力武氏の活断層危険度ナンバー2が福井県敦賀市、と知ったときだ。
 私は敦賀市に90年から3年間「駐在記者」として住んでいた。同市内には高速増殖炉「もんじゅ」や敦賀原発、隣町には美浜原発がある。しかし、敦賀が活断層地震のハイリスク都市であることは一市民としても記者としてもー度も行政から警告されなかった。

KEY_WORD:力武氏の活断層危険度ナンバー2は敦賀市_:HANSHIN_:設計震度:力武常次・地震予知連絡会副会長:福井県敦賀市:MONJU_:MIHAMA_:米国の原子力規制委員会(NRC):東海地震:HAMAOKA_:チェルノブイリ事故:TSURUGA_: