[2023_02_11_04]トルコ地震「長大な活断層帯で発生」 東北大災害研が調査速報会(河北新報2023年2月11日)
 
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トルコ地震「長大な活断層帯で発生」 東北大災害研が調査速報会

 2/11(土) 15:46配信
 東北大災害科学国際研究所は10日、トルコ南部で6日に発生した大地震の調査速報会をオンラインで開いた。遠田晋次教授(地震地質学)は今回の地震について「長さが約250キロという、日本の中央構造線の大部分に相当する長大な活断層帯で発生した巨大な内陸地震」と指摘した。
 遠田教授によると「活断層の破壊域が大きく、余震域は東北6県に相当する。活断層の上に人口が集中していたため、被害が大きくなった」という。
 佐々木宏之准教授(災害医療)は、建物の倒壊で多くの人々が屋外で長期の避難生活を余儀なくされている現状を指摘。「物資不足と寒さによる低体温症が懸念される。日本でも、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震では北国の寒冷地で被災が予想されている。改めて低体温症への備えが肝要になる」と強調した。
 同研究所は衛星による地震の観測データなどを分析した。
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