[2021_11_19_05]石川 志賀原発2号機 原子力規制委による断層の調査が終了 (NHK2021年11月19日)
 
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石川 志賀原発2号機 原子力規制委による断層の調査が終了

 石川県にある志賀原子力発電所2号機の敷地内を通る断層などを確認する、原子力規制委員会の調査が終わり、石渡明委員は「北陸電力の説明は納得できた部分もあったが、データ不足を感じる箇所もあった」と述べ、調査を踏まえ、活断層かどうか、審査の場で議論する考えを示しました。
 現地調査2日目の19日は、志賀原発の東およそ1キロを南北に走る活断層「福浦断層」の調査が行われ、石渡委員らが山の中に入って断層の周辺を見て回りました。
 福浦断層は長さが3.2キロとされ、北陸電力はこれをもとに福浦断層などが引き起こす最も大きな地震の揺れを想定し、2号機の配管や設備の耐震性を評価しています。
 断層がこれよりも長いと評価された場合、想定する地震の揺れが大きくなり、耐震補強のための追加工事などが求められる可能性があることから、審査の焦点のひとつとなっていて、現場では地層の断面を細かく観察していました。
 2日間の調査を終えた石渡委員は「直接手を触れ、目の前で見ることができ、貴重な機会となった。北陸電力の説明は納得できた部分もあったが、データ不足を感じる箇所もあり、今後の審査で確認したい」と話していました。
 規制委員会は、今回の調査などを踏まえ、敷地内の断層が活断層かどうかや、福浦断層の長さなどについて、北陸電力の主張が妥当か、審査の場で議論することにしています。
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