[2014_07_10_01]トリチウム地下注入 作業部会の選択肢に 福島第一原発(東奥日報2014年7月10日)
 
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 東京電力福島第1原発の汚染水処理後に残る放射性物質のトリチウム対策として、政府の作業部会は9日、地下深くに注入して処分する案を検討した。実現可能性を否定する指摘はなく、作業部会が今後、提示する複数の有力な選択肢に入る見通し。
 部会では参考事例として、製油所や火力発電所から出る二酸化炭素(CO2)を地下に注入して貯留する技術を紹介。経済産業省の委託で、北海道苫小牧市で実証試験を進める事業者が「世界各国で実績績があり、確立した技術だ」と説明し、トリチウム対策に活用できるとの見方を示した。
 部会のメンバーも、トリチウム水の地層注入は「(技術的に)可能性があり、議論を深めていくべきだ」と出摘した。
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