[2014_07_09_02]福島第一原発 「凍土遮水壁」 厳しい環境下で大工事 汚染水対策、報道陣に公開(東奥日報2014年7月9日)
 
[テキスト文]
 東京電力は8日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で6月上旬から始めた「凍土遮水壁」の工事現場を報道陣に公開した。深刻化する汚染水問題打開の切り札とされ、320億円もの国費を投じる大工事だ。ただし、「氷の壁」が1〜4号機をぐるりと囲むのは来年3月以降で、それまでは地下水が原子炉建屋に流れ込む。また、凍土壁が期待される効果を十分発揮するかどうか不安要素も残る。巨大な汚染水タンクが林立する敷地内の光景は、原発事故からの再生が途方もない道のりであることを実感させた。
KEY_WORD:FUKU1_:東京電力:小野明所長: