[2011_06_15_04]女川原子力発電所1号機 タービン建屋地下1階高圧電源盤火災を踏まえた吊り下げ設置型しゃ断器に関する措置等の報告について(東北電力2011年6月15日) |
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04:00 女川原子力発電所1号機は、東北地方太平洋沖地震により停止中のところ、3月11日15時30分、タービン建屋地下1階において、発煙を発見したことから、消火活動を行い、同日22時55分に消火を確認するとともに、高圧電源盤からの発煙であったことを確認しました。 火災の原因は、高圧電源盤内の吊り下げ設置型のしゃ断器※が、地震による振動で大きく揺れて断路部が破損し、周囲の構造物との接触により短絡等が生じ、発生した火花によって、高圧電源盤内のケーブルの絶縁被覆が溶け、発煙したものと推定しました。 本事象の再発防止対策として、火災により損傷した高圧電源盤については、横置き型で固定する機構があり耐震性の高い構造となっているしゃ断器を使用している設備に更新することとしております。 (平成23年5月30日お知らせ済み) 当社は、原子力安全・保安院からの指示文書「原子力発電所における吊り下げ設置型の高圧遮断器に係る火災防護上の必要な措置の実施等について(平成23年5月31日)」に基づき、本日、吊り下げ設置型のしゃ断器に関する火災防止の措置等について、報告しました。 女川原子力発電所1号機では、火災により焼損し現在使用していない9台を含め、合計25台の吊り下げ型しゃ断器を使用しております。 これらの全てについて、平成24年度末までに、横置き型で固定する機構があり耐震性の高い構造となっているしゃ断器を使用している設備に更新いたします。 また、設備の更新が完了するまでの火災発生防止策として、しゃ断器下部の空間への固定架台設置による揺れ止め等の措置を講じております。 なお、女川原子力発電所2、3号機および東通原子力発電所1号機については、吊り下げ設置型のしゃ断器は使用しておりません。 当社としては、今回策定した対策を確実に実施することで、火災発生の防止とともに、より一層の安全性向上に努めてまいります。 以 上 ※ 電気回路の接続や、過電流が流れた場合などに自動で電気回路を切り離す機器。 しゃ断器下部への固定架台設置イメージ図、横置き型しゃ断器概要図(PDFファイル/176KB) |
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