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大間原発の工事開始 「実現へ最大限努力」 Jパワー社長
　04:00
　電源開発（Jパワー）の菅野等(かんの･ひとし)社長は12日、新年あいさつのため大間町役場を訪れた。報道陣の取材に対し、今年後半の開始を目指している大間原発（同町）の安全強化対策工事について「目標の実現に向け、最大限努力する」と述べた。
　能登半島地震による今後の安全審査への影響に関しては「今後新しい知見が出てくるようであれば真撃に取り組みたい」との姿勢を示しつつ、「大間原発近辺の断層や、その連動の可能性については既に勘案した上で審査をお願いしている。審査のプロセスを進めていきたい」と話した。
　新年あいさつの席には野崎尚文町長と町議が出席。冒頭のみ公開され、菅野社長は「大間現地本部と東京本社が一体となり事業を推進していく」と語った。懇談後の取材に対し、野崎町長は「（工事開始が）遅れないように努力してほしいと伝えた」と応じた。
　終了後、菅野社長は風間浦村と佐井村を訪れた。
　（熊谷慎吉）