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高速増殖原型炉もんじゅの炉内中継装置落下に係る状況について

※PDF2ページ
※1ページ目のみを抜粋

 高速増殖原型炉もんじゅは、燃料交換作業の片付け作業中に発生した炉内中継装置の落下について原因調査等を進めております。

 炉内中継装置の引抜きに向けた評価・判断に資するため、炉内中継装置の外面を観察するための装置の据付・調整等の検討・準備を進めてまいりましたが、11月16日、予備孔に挿入した観察装置による炉内中継装置の接続部近傍の外面観察を行いました。その結果、上部案内管と下部案内管の接続部にギャップが発生していることを確認しました。

 内面観察及び外面観察の結果、また、これまでの解析を踏まえると、炉内中継装置が引き抜けない原因は、上部案内管と下部案内管の接続部の張出し(ピン近傍の張出し推定量;片側約5mm)によるものであると判断しました。

 この評価結果による接続部の張出し量と炉内中継装置の外径、燃料出入孔スリーブ外径等を考慮して、炉内中継装置を燃料出入孔スリーブと一体で引抜くという方針とし、それに向け詳細な検討を進めてまいります。

 今後、スリーブ一体で引抜くための具体的な引抜作業の方法や手順、工程につきましては、まとまり次第、お知らせしてまいります。

添付資料:炉内中継装置の案内管接続部の外面観察結果

(参考)これまでの経緯
8月26日 炉内中継装置の引き抜き作業中に同装置が落下。
8月27日 保安院より、本事象発生時に通報連絡が遅れたこと及び本事象の原因究明と再発防止対策について報告するよう指示受領。
10月 1日 炉内中継装置の落下にかかる中間報告書を提出。
10月13日 炉内中継装置の引上げ作業を実施したが、約2m引き上げたところで荷重超過が確認されたため作業を中断。
10月31日 炉内中継装置内側案内管の内面観察のための装置の据付・調整等の準備作業を開始。
11月 9日 炉内中継装置内側案内管の内面観察を実施。
以 上

(後略)

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