[2024_11_18_16]川内原発における断層と鉱物脈の関係(日本記者クラブ_石渡明(前原子力規制委員会委員)_会見2024年11月18日)
 
[会見動画頭出し]
川内原発における断層と鉱物脈の関係

 15:30


【石渡】
 これが実際にどういう風に見えるかっていう例です。これは私が就任する直前に最初に許可された川内原発、この審査は私の前任の島崎委員がなさったわけです。その資料から取ったものです。
 例えばこの写真ですと、左上から右下へ、茶色い幅広いバンドが伸びています、これが断層の破砕帯です。この断層の破砕帯をこの白い脈がズバっと切って、ずれていませんね、これが鉱物脈です。
 鉱物脈はいつできたか、実は川内原発がある地域というのは、有名な金山ありますね。菱刈鉱山(ひしかりこうざん)という、日本で唯一稼働してる金鉱山です。
 で、金鉱床ができたのが大体100万年前なんです。その時にこの脈ができてるわけですから、これはその12〜13年前よりずっと古い脈なわけです。それがずれてないわけですから、これは「活断層等」ではありませんという判断になります。
 下も同じで、別に顕微鏡で見なくても構いません、目で見えれば、それに越したことはないです。

※以下は編集者の注である。
 当図は 「鉱物脈法による断層活動性評価について」 の6ページ目の図に近い。

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