【記事67646】伊方原発 原子炉補助建屋で火災、1分後消火 けが人なし(毎日新聞2018年4月3日)
 
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伊方原発 原子炉補助建屋で火災、1分後消火 けが人なし

 3日午前10時55分ごろ、愛媛県伊方町の四国電力伊方原発3号機(停止中)の原子炉補助建屋で、作業中の電動式フォークリフトの車体から出火した。作業員が消火器で1分後に消火し、延焼やけが人はなかった。現場は一定レベルを超える被ばくの可能性がある放射線管理区域。放射性物質の漏えいはなかったが、同区域内での火災は伊方原発で初めてで、四電が詳しい原因を調べている。
 県や四電によると、現場は原子炉建屋に隣接した建物の4階。フォークリフトは放射性廃棄物を入れる空の容器を運ぶ作業をしており、出火時は容器を運び終えて積み荷はなかった。車体のモーター付近から煙が上がり、発火したという。
 3号機は2016年8月に再稼働した。その後、定期検査中の昨年12月に広島高裁が運転差し止めの仮処分を決定し、現在も停止している。【木島諒子】

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