[1944_12_08_01]昨日の地震 震源地は遠州灘 徹夜復旧作業 疎開学童は無事(東京朝日新聞1944年12月8日)
 
※以下は地震関連の見出しと重要と思われる部分をテキスト化したものである

○昨日の地震 震源地は遠州灘
 十二月七日十五時五十分発表(中央気象台)−本日午後一時三十六分ごろ遠州灘に震源を有する地震が起って強震を感じて被害を生じたところもある
○徹夜復旧作業 疎開学童は無事 浜松
 浜松地方の地震は弱震を感じて間もなく急激にその強さを増したが、空襲の体験を得て来た一般人の退避はまづ順調であった
浜松市内外の工場方面では地震によって生産力を落としては相済まない、?八日は平常通りの作業を行うばかりか更に能率をあげようと全??員とも生産?強に結束して?上がった、と同夜から徹夜復旧作業に努め????浜松支部では非常米を蔵出しして三食分の炊き出しを行い、各工場の復旧部隊に配ってその促進を図っている、日頃の防空訓練の賜物で火事も消し止め安心させた、なお浜松??管内各町村に疎開している学童には異状がない(浜松)
○焼夷弾とも戦う 静岡
 七日午後一時三十六分頃静岡県下一帯に地震あり、静岡測候所の調査によれば震源地は南南西四百五十キロの遠州灘、県は直ちに対策本部を設け、学徒等の??を求めて逞しき復興に乗り出した、また賀茂郡下田町には二時三十分ごろ高波あり、浸水被害を生じた、この夜??の某地へ夜陰に乗じて忍び寄った敵機が焼夷弾を若干投下し一部に火災が起ったが??に燃ゆる県民はたちまち躍りかかって被害を最小限度に食い止めた(静岡)
○東海
○大阪
○長野

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