[2012_04_15_02]21メートル津波でも安全確保 浜岡原発 保安院が見解(東奥日報2012年4月15日)
 3基の原子炉が停止中の中部電力浜岡原発(静岡県)について、南海トラフの巨大地震が起き、高さ21メートルの津波が襲っても、高台のポンプで原子炉に注水し、燃料損傷を防げることを確認したと経済産業省原子力安全・保安院が25日、発表した。
 保安院は、海抜21メートル以下にある機器が津波の影響で使えなくても、海抜25メートルの高台にあるポンプやホースで原子炉と使用済み燃料プールに注水をできることを確認したと説明。中部電に(1)津波で緊急時対策所が使えない際の対応(2)注水以外の対応を含む総合的な訓練実施ーの検討を求めた。
 内閣府の有識者検討会がより詳細な津波の検討をしており、中部電がそうした情報を踏まえ、引き続き評価をすることが必要としている。
 中部電は検討会の推計を受け、21メートルの津波が来た場合の影響を検討し「安全を確保できる」と10日に報告、保安院は現地調査するなど確認を進めていた。
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