[2021_12_04_11]深浦で投棄タンク2個目回収作業が終了(東奥日報2021年12月4日)
 
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深浦で投棄タンク2個目回収作業が終了

 米軍三沢基地所属のF16戦闘機が燃料タンク2個を青森県深浦町中心部に投棄した問題で、米軍側は3日、同町深浦大館の山林で見つかった2個目のタンクの回収作業を終えた。
 2個目のタンクが見つかった野菜集出荷施設近くの現場では、鯵ケ沢署員が立ち入りを規制。同日午前11時半までに、米軍関係者約15人が破片などを専用車両に積み込んだ。残る作業について、東北防衛局が米軍側に予定を確認している。
 同日に定例町議会が開会し、冒頭で吉田満町長が投棄問題について説明。深浦沖では2002年に米軍F16が墜落したこともあり、議員からは、町内を飛行コースから外すことができないかといった意見が相次いだ。吉田町長は「防衛に関わる問題なので町の立場は微妙だが、議員の意見を集約し、県や国と足並みをそろえて対応したい」などと述べた。議員からは、米軍側が当初投棄地点を「岩木山近くの非居住地域」とした点に関して、正確な情報提供を求める声が出た。
 この日は共産党の高橋千鶴子衆院議員らが現場を訪れ、町役場で吉田町長から説明を受けた。
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