【記事17724】原発設置へ 地震に甘い電力会社 国想定の30分の1も 15断層を過小評価 本社・比較調査(毎日新聞2006年8月20日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 全国の原子力発電所周辺にある活断層のうち規模が大きいため国の地震調査研究推進本部(推本)の調査対象になった17断層について、毎日新聞社が電力会社の調査結果と比較したところ、15断層で電力会社の方が想定される地震を小さく見積もっていたことが分かった。(中略)
 電力会社が推本の調査前に国に提出した原発の設置許可申請書(耐震指針に基づく審査が始まった78年以降申請分)と、推本が05年3月にまとめた全国の主要98断層の評価結果を比較した。
 17断層が7社9原発の周辺約50キロの範囲にあったが、電力会社の調査で推本と同規模以上の地震を想定していたのは2断層だけだった。
 推本の調査でマグニチュード(M)8級の巨大地震が想定された長岡平野西縁断層帯、柳ケ瀬・関ケ原断層帯、中央構造線断層帯は、電力会社側の想定はエネルギーが約30分の1のM7程度にとどまっていた。(後略)

※上記本文に関連する長期評価のサイト

KEY_WORD:国の地震調査研究推進本部(推本):経済産業相:主要98断層:長岡平野西遠断層帯:柳ケ瀬・関ケ原断層帯:中央構造線断層帯:日本電気協会:経済産業省原子力安全・保安院の佐藤均・審議官: