【記事18294】M7級、見落としの恐れ 地表頼りの地震推測 産総研「2回に1回」(デーリー東北2007年10月24日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 マグニチュード(M)7クラスの大地震でも地下の断層のずれが地表に現れないことが多く、地表での調査を基に将来の地震を推定する現在の評価方法では、危険な活断層を見落とす恐れが大きいとの分析を、産業技術総合研究所の遠田晋次研究チーム長(地震地質学)がまとめた。地表の断層だけではM6.5以上の6回に5回、M7.0以上では2回に1回の割合で、見落とす恐れがあるという。(中略)
 地震調査委は全国の主要な活断層を対象に、長期的な地震の発生確率を評価しているが、2000年の鳥取県西部地震や04年の新潟県中越地震など、発生確率が比較的低いとされた地域で、地表に露出していない未知の活断層が動いたケースが近年相次いでいる。
 遠田チーム長は「最近、活褶曲がM6,7クラスの地震と関連していることが分かってきた。今後は地質や地形も考慮した方がいい」と話している。

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