【記事25880】地震学会 「想定外」問い直しへ 大震災で臨時委設置 来春提言とりまとめ 日本地震学会(東奥日報2011年8月25日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 「これまでの研究に何が足りなかったのか」。マグニチエード(M)9.0という観測史上最大級の地震となった東日本大震災は、多くの地震学者にとって「想定外」だった。約2千人の専門家らが加入する日本地震学会(会長・平原和朗京大教授)は25日までに、研究の在り方を問い直す臨時委員会を設置し、検討を始めた。(中略)
 特に東日本では平均約37年周期で繰り返し発生し、政府の地震調査委員会が「今後30年以内の発生確率99%」としていたM7.5前後の宮城県沖地震が知られ、平原会長は「宮城県沖地震に関心が集中し過ぎていたのかもしれない」と話す。
 1995年の阪神大震災の後には全国に地震計などの観測網が整備され、緊急地震速報がスタート。しかし当時、これらの政策に「必ずしも研究者が積極的に関与したとば言えない」との声もあり、臨時委では研究者や学会の政策に対する姿勢や、社会との関わりについても検証するという。(後略)

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