【記事25890】東電 10メートル超す津波試算 福島原発 08年、対策取らず(東奥日報2011年8月25日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 東京電力は24日、2008年4〜5月に福島第1原発に高さ10メートルを超える津波が来る可能性があると試算していたと明らかにした。しかし、実際の津波対策にこの試算結果を反映せず、経済産業省原子力安全・保安院へも震災直前の3月7日まで3年近く報告していなかった。(中略)
 試算は、政府の地震調査研究推進本部の見解をもとに、三陸沖から房総半島沖にかけての海溝付近でマグニチュード(M)8.2程度の地震が起きたと想定。東電はこのほか第l原発に6メートルを超える津波の可能性があるとも試算、09年9月に口頭で保安院に報告した。保安院の森山善範原子力災害対策監は、震災直前の報告について「その後の対応は検証されないといけない」と述べた。

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