[2023_12_14_03]敦賀原発2号機 規制委が現地調査“断層のように見える線確認(NHK2023年12月14日)
 
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敦賀原発2号機 規制委が現地調査“断層のように見える線確認

 21時32分
 福井県敦賀市にある敦賀原子力発電所2号機の再稼働の前提となる審査で、原子力規制委員会は焦点となっている敷地内の断層について初めての現地調査を行った結果、地層の表面に新たに断層のように見える線が確認されたとして、事業者の日本原子力発電に対し、新たな資料の提出を求めました。
 日本原電は敦賀原発2号機の再稼働を目指し8年前の2015年に原子力規制委員会に審査を申請しましたが、資料の不備などを理由に審査はたびたび中断していて、14日は開始以来初めてとなる現地調査が行われました。
 規制委員会の石渡明委員や原子力規制庁の審査官たちは、敷地内の地面を掘った「トレンチ」と呼ばれる場所を訪れ、断層の広がり方や地層の状況を確認しました。
 規制委員会によりますと、14日の調査の結果、地層の表面に新たに断層のように見える線が確認されたということで、日本原電に対し、さらに詳しい資料を提出し、審査の中で説明するよう求めたということです。
 14日の調査を終えた石渡委員は「今回、新しく見えてきたものもあり、調査に来た甲斐があった。今後、審査会合で議論したい」と述べました。
 敦賀原発2号機の審査をめぐっては、原子炉の真下を走る断層が将来動く可能性があるかどうかが焦点となっていて、日本原電が断層の活動性を否定できなければ、廃炉になる可能性もあります。
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