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運転開始40年超の高浜原発1・2号機　2023年夏に再稼働へ　関西電力　テロ対策施設の目途立ち…
　関西電力は2日、「テロ対策施設」の完成目途が立ったとして、2023年の夏に、運転開始から40年を超える高浜原子力発電所1・2号機を再稼働させると発表しました。
　福島第一原発の事故を教訓に、国は全国の原発に対し、航空機の衝突などがあった際にも遠隔で制御する「テロ対策施設」の設置を義務付けています。
　関西電力は今年4月、運転開始から40年を超える、高浜原発1・2号機の再稼働について、立地する福井県の杉本知事から同意を得ましたが、「テロ対策施設」の設置が進んでいないことから、再稼働を見送っていました。
　2日、関西電力は遅れていた設置工事の完了目途が立ったとして、高浜原発1号機を2023年6月20日、2号機を2023年7月20日に運転再開すると発表しました。
　また、同じく運転開始から40年を超え、今年6月に全国で初めて再稼働した美浜原発3号機は、「テロ対策施設」の設置が国が定めた期限に間に合わず、今年10月に再び停止することになっていますが、関西電力は2022年9月頃に完成する目途が立ったとして、2022年の10月20日に運転を再開する予定だということです。
　関西電力は収益を改善するために目指している原発7基すべての稼働を、2023年にも実現することとなります。