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中国電力が原発テロ対策文書をシュレッダーで誤廃棄　規制委が明らかに（島根原発）
　原子力規制委員会は２３日、中国電力が島根原発のテロ対策施設に関する機密文書を誤って廃棄していたことを明らかにした。
　これは島根原発２号機の事実上合格の判断が下された２３日の会合で明かされた。

原子力規制委員会　山中伸介委員
　「規制庁から貸し出した特定重大事故等対処施設関係の資料を無断で廃棄されたということです」
　文書には原子力発電所のテロ対策に関わる事項が記されていたが、中国電力などによると、２０１５年４月に担当者が誤ってシュレッダーで破棄したという。
　しかし、中国電力は情報漏洩の恐れはなく、契約違反に当たらないと判断し、規制委に今月まで報告していなかった。
　規制委は、資料の管理状況や詳しい経緯を調べることにしている。