[2023_09_26_04]【川内原発運転延長問題】県民投票条例制定を10月4日に知事に請求 市民団体が発表、有効署名は4万6112筆で確定(47NEWS2023年9月26日)
 
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【川内原発運転延長問題】県民投票条例制定を10月4日に知事に請求 市民団体が発表、有効署名は4万6112筆で確定

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 九州電力川内原発1、2号機(薩摩川内市)の運転延長の是非を問う県民投票条例制定を巡り、直接請求に必要な数を上回る署名を集めた「川内原発20年延長を問う県民投票の会」は26日、10月4日に塩田康一知事に条例制定を本請求すると明らかにした。有効署名数は4万6112筆で確定した。団体によると運転延長に対する直接請求は全国初。
 知事は請求から20日以内に県議会を招集し、意見を付けた条例案を提出する必要がある。条例の可否は県議会の本会議や委員会で審議し、可決されれば住民投票となる。
 9月定例会は本請求する10月4日に最終日を迎えるため、臨時会で審議される見通し。
 直接請求には県内有権者の50分の1に当たる2万6475人(8月1日現在)以上の署名が必要。会は6〜7月に約5万人分の署名を集め、8月上旬に40市町村の選挙管理委員会に在住者分の署名を提出した。
 9月26日は鹿児島市選管から最後の署名簿が返付された。同市役所で会見した会の向原祥隆事務局長は「県政の主役は県民。これだけの署名が集まり、県民投票を否定する理由はないはずだ」と話した。
 原発の現行制度の運転期間は原則40年。川内1、2号機はそれぞれ2024年7月、25年11月に期限を迎える。九電は22年10月に、20年の運転延長を原子力規制委員会に申請した。
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