[2021_11_25_05]川内原発の緊急時対策棟が完成 運用開始(南日本放送2021年11月25日)
 
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川内原発の緊急時対策棟が完成 運用開始

 九州電力の川内原発で重大事故の際の拠点となる新たな緊急時対策棟が25日夕方、国の検査に合格して完成し、運用が始まりました。
 原子力規制委員会の使用前検査で、25日午後5時前に合格し、運用が始まったのは川内原発の緊急時対策棟です。原発で重大事故が起きた際に収束に向けた対応の拠点となる施設で、2年まえから建設が進められていました。
 地上2階・地下2階、放射線による被ばくを防ぐため厚さ70センチの遮蔽が施された鉄筋コンクリート造りです。中心設備の指揮所は、これまでの代替緊急時対策所に比べて面積が4倍と収容スペースが拡大し、緊急時には100人が外部からの支援なしに1週間活動が継続できるよう、食料や非常用電源などが備えられています。
 九電は対策棟の25日の運用開始で緊急時の対応能力をさらに高め、原発に対する地域の信頼につなげたいとしています。
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