[2023_08_25_18]六ヶ所村のウラン濃縮工場 約6年ぶりに生産運転を再開(NHK2023年8月25日)
 
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六ヶ所村のウラン濃縮工場 約6年ぶりに生産運転を再開

 8月25日 19時46分
 青森県六ヶ所村にあるウラン濃縮工場が25日午後、およそ6年ぶりに生産運転を再開しました。
 六ヶ所村にあるウラン濃縮工場は、原子力発電所で使う核燃料の製造に必要な濃縮ウランをつくる国内唯一の商業用施設で、国の新しい規制基準に対応する安全対策工事などを行うため、2017年9月から生産運転を停止していました。
 事業者の日本原燃は、当初の2018年度の運転再開予定から、工事の遅れなどを理由に再開時期をこれまで5回延期していましたが、24日、原子力規制委員会から新しい規制基準に適合していることを示す「使用前確認証」などを受領しました。
 これを受けて、日本原燃は25日午後1時半前、およそ6年ぶりに生産運転を再開したと発表しました。
 日本原燃によりますと、運転の再開により、天然ウランから1年で原発0.5基分の濃縮ウランの生産ができるということです。
 日本原燃の増田尚宏社長は「東日本大震災を踏まえ、制定された新規制基準に適合したこととなり、より一層安全性が向上した工場を作り上げることができたと考えている。およそ6年ぶりの生産運転再開となるが、今後、安全を最優先に運転していく」とコメントしています。
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