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日本原燃社長、「再処理工場の完成目標変えず」
　19:26
　日本原燃の増田尚宏社長は20日の定例会見で、原子力規制委員会と進める使用済み核燃料の再処理工場（青森県六ケ所村）の安全対策工事の審査終了が、年明け以降に遅れると語った。当初は年内に完了させる予定だった。
　2024年度上期とする完成目標については、「（審査以外の工程の）工事や検査で工夫の余地がある」とし、変更しない方針を改めて強調した。
　安全対策工事の審査については、建物や施設設備の耐震評価に必要となる新たな地盤関連の解析調査が進められている。この調査に時間がかかる見通しを示した。
　日本原燃の再処理工場は1993年に着工し当初は97年に完成予定だった。試運転中のトラブルや申請書類の不備などが相次ぎ、完成目標を26回延期している。(後略)