[2023_10_29_01]86年に始めて315回目 最後の「核燃まいね」 母親の会、弘前でデモ(東奥日報2023年10月29日)
 
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86年に始めて315回目 最後の「核燃まいね」 母親の会、弘前でデモ

 反核燃を掲げて弘前市内でデモ行進を続けてきた「放射能から子どもを守る母親の会」が28日、最後となるデモを行った。メンバーの高齢化が進み、初めて実施した1986年7月から数えて315回目の同日を最後にすることに決めていた。
 この日、県内外から集まつた63人は弘前大学前を出発し、桜大通りまでを45分ほどかけて歩いた。パッチワークで手作りした「かくねんまいね!」の幕と、活動を知った作家の落合恵子さんから贈られたカーネーションを手に持ち、道行く人に「豊かな自然を子や孫に残したい。原発反対の声を大きくしていきましょう」と訴えた。
 行進に加わった同市出身のルポライター鎌田慧さんは「少人数でも続けてきたことは、いろんな人に力を与える素晴らしいこと。本当にご苦労さまでした」とねぎらった。
 最初期から活動してきた倉坪芳子さんは「今日まで続けることができてほっとしている。これからも意思を伝えていきたい」と話した。デモ行進は一区切りだが、来年春から、駅前りんご広場で街頭活動を行う予定という。(吉田希望)
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