[2023_10_16_10]杉本知事「青森での核燃料再処理の進展が重要」(NHK2023年10月16日)
 
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杉本知事「青森での核燃料再処理の進展が重要」

 12時30分
 県が容認した原子力発電所の使用済み核燃料を県外に搬出する関西電力の計画について、杉本知事は、16日の記者会見で、「青森県六ヶ所村の再処理工場で核燃料の再処理が進むことが重要だ」と述べ、計画が予定どおり進むには、核燃料サイクルの実現が欠かせないという考えをあらためて示しました。
 関西電力は、使用済み核燃料の一部を2027年度からフランスに搬出し始めることや、県外の中間貯蔵施設を2030年度から操業させることなどを盛り込んだ工程表を示し、杉本知事は10月13日に行われた西村経済産業大臣との会談で、「一定の前進があったと評価する」と述べ、関西電力の計画を容認する考えを伝えました。
 この計画が、予定どおり進むかどうかについて杉本知事は、16日の記者会見で、「懸念は払拭できないというのはあるが、青森県六ヶ所村の再処理工場で核燃料の再処理が進むことや、関西電力の核燃料の搬出枠が優先的に確保されることが重要だ」と述べ、核燃料サイクルの実現が欠かせないという考えをあらためて示しました。
 また、新たに設けられる知事と経済産業大臣の原子力政策などを話し合う協議の場については、「緊密に意見交換ができる場になることを期待している。原発の廃炉や使用済み核燃料などの課題のほか、高速炉の研究開発や原子力分野の人材育成、廃炉ビジネスなどについて、県として意見を述べたい」と話していました。
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