[2023_07_01_01]「原燃と規制当局は地震動を過小評価」 核燃サイクル訴訟(東奥日報2023年7月1日)
 
参照元
「原燃と規制当局は地震動を過小評価」 核燃サイクル訴訟

 市民団体「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」(代表・浅石紘爾弁護士)が日本原燃・六ヶ所再処理工場の許可取り消しを国に求めた訴訟の弁論が30日、青森地裁(工藤哲郎裁判長)で開かれた。市民団体側は、原燃や規制当局には断層評価を巡って基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)に「決定的な過小評価」があると主張。許可取り消しは免れないとした。
 市民団体側は下北半島東方沖の大陸棚外縁断層や、存在を主張する「六ケ所断層」について、原燃や規制当局は否定することができていないーと訴え、審査はこれらの断層が連動した場合を想定すべきとした。
 一方で国側は準備書面で、重大事故対策や大規模損壊対策を巡り、「規制要求に適合するとした原子力規制委員会の判断の過程に看過しがたい過誤、欠落はない」と陳述した。

KEY_WORD:ROKKA_: