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「人材育成が重要」 規制委・原燃視察終了
　原子力規制委員会は28日、六ヶ所村の日本原燃施設での2日間にわたる視察を終えた。田中知委員長代理は全体を通じての感想として「核燃料サイクルは長い話。若い人に興味を持ってもらい、育てていくことが重要」と語った。
　認可審査の申請書不備など一連のトラブルについては「意見交換を若干した。今回の視察のメインではないが、しっかりしてほしいと言った」と述べた。
　この日は低レベル放射性廃棄物埋設センターで建設中の3号埋設施設で、岩盤や掘削面の現状を確認するなどした。ウラン濃縮工場は、非公開で視察した。田中氏はいずれの施設についても「しっかりと対応している」との所見を述べた。
　視察は規制委・原子力規制庁の6人が行った。規制委員による同村での視察は2019年10月以来。
（新村菜穂）