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核燃料搬出の工程表 関電に見直し指導へ 経産相
　04:00
　武藤容治経済産業相は18日、関西電力の原発構内にたまり続ける使用済み核燃料搬出の工程表について、福井県の杉本達治知事と経産省で意見交換した。本年度のできるだけ早期に工程表を見直し、福井県に示すよう関電を指導する考えを示した。
　搬出先としていた日本原燃の再処理工場（六ヶ所村）の完成が2026年度内に延期され、関電は工程表の見直しを余儀なくされていた。見直しに関し、武藤氏は「重く受け止めている」と強調。新たな目標に向け、原燃に対しても進捗管理の徹底を求めるとした。
　杉本氏は意見交換後、福井県に立地する日本原子力発電敦賀原発2号機が原子力規制委員会の再稼働審査で不合格となり、原電が再申請を検討していることに触れ「地元の雇用維持も考えていただく」と述べた。