[2025_02_27_04]再処理工場完成目標 日本原燃 “これ以上遅らせられない”(NHK2025年2月27日)
 
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再処理工場完成目標 日本原燃 “これ以上遅らせられない”

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 完成時期の延期が繰り返されている六ヶ所村で建設中の再処理工場に、福井県の原子力発電所の使用済み核燃料を搬出する計画を関西電力が見直したことを受けて、日本原燃の増田尚宏社長は、27日の会見で「これ以上竣工を遅らせることはできない」と述べ、改めて決意を示しました。
 六ヶ所村で建設中の、原子力発電所から出る使用済み核燃料の再処理工場をめぐっては、たび重なるトラブルや審査対応の遅れなどから完成時期の延期を繰り返していて、事業者の日本原燃は去年8月、新たな完成時期の目標を「2026年度中とする」として27回目の延期を発表しました。
 延期を受け、福井県の原子力発電所を運営する関西電力は、使用済み核燃料のこれまでの搬出計画を見直し、今月13日に、2028年度からの3年間におよそ200トンを搬出する計画を明らかにしました。
 これを受けて、日本原燃の増田社長は、27日開かれた定例の会見で「関西電力のみならず、昨年の8月に竣工目標を突然変えたことで、各社の使用済み核燃料の扱いを変えてしまい、大きなご迷惑をおかけした」と述べました。
 その上で「再処理工場の竣工が日本の原子力発電所が動くのに非常に重要で、これ以上遅らせることはできないということを肝に銘じて仕事をしていく」と述べ、改めて決意を示しました。
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