[2018_02_21_02]大間原発、進捗率4割弱 規制委の審査長引く(ケータイde中国新聞2018年2月21日)
 
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大間原発、進捗率4割弱 規制委の審査長引く

 電源開発(Jパワー)は21日、青森県大間町で建設中の大間原発を報道陣に公開した。運転開始の目標時期は2024年度ごろだが、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査が長引いて本格的に建設できず、工事の進捗率は37・6%にとどまっている。
 08年5月に着工し、東日本大震災に伴い一時中断したが、12年10月に再開。この日は原子炉建屋や貯水タンクの外観を公開した。
 適合性審査終了後、18年後半の着工を目標とする安全対策工事について、Jパワー大間原子力建設所の三隅健副所長は「(目標時期の)見通しとしては厳しくなりつつある」と話した。
 Jパワーによると、原子炉建屋は1階部分の工事が終わっているが、適合性審査の最中のため主要設備の工事が進んでいない。事務所の新築や道路の補修などが工事の中心という。
 大間原発は出力が138万3千キロワットで国内最大級。商業炉として世界で初めて、ウラン燃料だけでなくプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を全炉心で使えるよう設計された。
 3月には、大間原発から最短で23キロの北海道函館市の住民らが起こした建設差し止め訴訟の判決が、函館地裁で言い渡される。
2018年2月21日 12:26
記事提供:共同通信


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