[2023_10_06_02]東通原発の安全工事 完了日標「見直さず」 東北電青森支店長(東奥日報2023年10月6日)
 
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東通原発の安全工事 完了日標「見直さず」 東北電青森支店長

 東北電力の沼畑秀樹・執行役員青森支店長は5日、青森市内で定例記者会見を開いた。東通原発1号機(東通村)の再稼働に向け、2024年度と掲げる安全対策工事の完了目標まで残り1年半となったが、「(時期の)見直しは考えていない」と強調した。
 原子力規制委員会の安全審査は、耐震設計の目安となる揺れや想定される津波高といった基準を決める審議が詰めの段階にある。6日の審査会合で議論が進展すれば「基準津波」の策定へ最終局面に入る。ー方で設備面のプラント審査は2014年6月の申請以降、進展が見られないままだ。
 沼畑支店長は「地震動と津波は各地点でそれぞれ特徴があってかなりの時間を要したが、プラント審査は(合格済みの)女川原発の知見を生かせるため、効率的に審査や工事の計画を進められる」と説明。再稼働に向けた工程を見直す必要はないとの認識を示した。
 会見では「県産ホタテを食ベよう!守ろうキャンペーン」の一環で、消費拡大を促すTシャツを着用。同社主催の料理教室や社員食堂でホタテを積極的に活用したいとの意向も示した。
    (佐々木大輔)
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