[2022_12_27_01]女川原発に県などが“立ち入り調査”「ガスタービン発電設備」など再稼働への安全対策工事を確認 宮城(tbc東北放送2022年12月27日)
 
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女川原発に県などが“立ち入り調査”「ガスタービン発電設備」など再稼働への安全対策工事を確認 宮城

 宮城県などが27日、東北電力女川原発で2024年2月の再稼働に向けた安全対策工事の進み具合などを確認する立ち入り調査を行いました。今年度2回目となる女川原発の立ち入り調査には、県や女川町、石巻市などの担当者らがあたりました。東北電力は現在、女川原発で来年11月の完了を目指して安全対策工事を進めています。
 このうち、ガスタービン発電設備は、新規制基準に基づいて新たに設置されました。原発内部の電源、外部電源、さらに非常用ディーゼル電源が喪失した際でも原子炉を冷却できるようにするためのもので、2台運転すれば、必要な電力が供給できるということです。このほか、担当者らは、1号機の原子炉建屋で今年3月の福島県沖地震で生じたとみられる天井クレーンの台座の8か所の亀裂や警備員が正しい手続きを行わずに車両の臨時許可証を発行し、立ち入り禁止区域に入った事案についても調査を行いました。
 県原子力安全対策課 横田浩志課長:「私どもはあくまで安全協定に基づく立ち入り調査という位置づけ。こういった調査は継続的、定期的に行っていきたいと考えている」
 立ち入り調査を受け、東北電力は、「指摘を受けた安全確保の徹底などについては真摯に対応していく」と話していました。
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