[2022_08_17_06]美浜3号機の水漏れ 関電が県に説明(NHK2022年8月17日)
 
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美浜3号機の水漏れ 関電が県に説明

 定期検査中の関西電力・美浜原子力発電所3号機で放射性物質を含む水が漏れ出していた問題で、関西電力の担当者が16日、県庁を訪れ、水が漏れ出した原因などを説明しました。
 定期検査中の美浜原発3号機では8月1日に、原子炉に冷却水を送るポンプから冷却水の外部流出を防ぐ装置の近くで放射性物質を含む水が漏れているのが確認され、この装置に取り付けられていたゴムにずれが見つかり、関西電力が原因を調査していました。こうした中、関西電力の水田仁原子力事業本部長代理が、16日、県庁を訪れ、野路博之安全環境部長に「このたびは福井県民の方に多大なるご迷惑とご心配をおかけしおわび申し上げます」と謝罪しました。その上で水漏れの原因について、協力会社が誤って工事計画書と異なる数値で周辺のボルトを締めた結果ゴムが破損して起きたと説明しました。
 これに対し野路部長は今回のトラブルについて遺憾の意を示した上で「こうした問題が2度と起きないよう設備点検を見直すとともに、安全意識の向上に努めてもらいたい」と述べました。美浜原発3号機は8月10日に予定していた運転再開を見送っていて、関西電力は追加の点検を実施したうえで運転再開のスケジュールを定めたいとしています。
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