[2023_02_08_13]≪速報≫ 本日の規制委会合で「運転延長容認」は、なし 石渡委員の反対で規制委会合での40年ルール撤廃阻止される 多くの反対の意見表明が効果あった さらなる声を上げていこう 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)(たんぽぽ2023年2月8日)
 
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≪速報≫ 本日の規制委会合で「運転延長容認」は、なし 石渡委員の反対で規制委会合での40年ルール撤廃阻止される 多くの反対の意見表明が効果あった さらなる声を上げていこう 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 
◎ 原発の40年運転規制を事実上撤廃し、60年を超える運転を認めるとする、原発活用方針について、規制委の審査会合で反対意見が出たため、本日、2月8日の決定はなくなりました。
 反対意見を述べたのは、石渡明委員です。
 審査会合の動画は以下のURLにあります。
https://www.youtube.com/live/xfoAROLG7wo?feature=share
開始から1時間56分頃から2時間15分頃まで、20分弱です。
石渡委員の発言は開始から2時間03分45秒頃からです。

 パブコメの意見とそれへの回答は以下のURLにあります。
https://www.nra.go.jp/data/000419904.pdf

◎ 2000件を超えるパブコメの意見で、規制委は新新規制基準(新規制基準は40年+20年の運転規制なのでその次は新新規制基準になる)の矛盾点が明らかになっています。
 例えば、10年毎の長期施設管理計画を期限までに提出しなかった場合、現在の20年延長申請の場合はその時点で廃炉になります。
 ところが新新規制基準では『長期施設管理計画は10年を超える期間で認可を受けることができず、同期間が満了したときは改めて長期施設管理計画を作成し原子力規制委員会の認可を受ける必要があります。仮に劣化評価の内容が全く同一であったとしても新たに長期施設管理計画を作成し認可を受ける必要があり、このためには改めて劣化評価を行う必要があります。』(パブコメの回答より)

◎ すなわち、30年目の審査を終えて最初の10年目の審査が終わらないときに、従来ならば廃炉になるところ、「改めて長期施設管理計画を作成」すれば良いのです。
 今現在、再稼働していない原発、審査すらしていない原発(柏崎刈羽原発1〜5号機などはそうです)も、半永久的に再稼働ができるという驚くべき規制基準になってしまっています。
 他にもすさまじい規制変更がちりばめられているパブコメ回答は必読です。
 とりあえず、規制委の決定は伸びました。
 さらなる声を上げていきましょう。
KEY_WORD:石渡明氏原発60年超運転に反対_:KASHIWA_:廃炉_: