[2021_09_14_04]伊方原発に直下地震 中央構造線断層帯から600mにある伊方原発 小若順一(食品と暮らしの安全基金)(たんぽぽ舎2021年9月14日)
 
参照元
伊方原発に直下地震 中央構造線断層帯から600mにある伊方原発 小若順一(食品と暮らしの安全基金)

 周辺に活断層はないと広島高裁がいう伊方原発は、昨年の不祥事を省みず、6月17日に再稼働を発表。その2日後、M4.7の直下地震が襲いました。

伊方原発3号機

◎ 伊方原発3号機を10月12日から再稼働すると四国電力が6月17日に発表しました。
 2017年12月、広島地裁は阿蘇山の巨大噴火を理由に伊方3号機の運転差し止めを命令。
 2018年9月、広島高裁は「噴火リスクが高いとは認められない。海上音波探査で原発の2km以内に活断層はない」と運転を容認。
 翌10月から伊方3号機は再稼働し、2019年12月から定期検査に入りました。
 そこで、原子炉から燃料集合体を取り出す準備中、核分裂を抑える制御棒を誤って引き抜きました。爆発につながるので、安全に運転する能力がないと四国電力は証明したのです。

◎ 運転再開を公表した2日後の6月19日、伊方原発から8kmほどの深さ40kmを震源とするマグニチュード4.7、最大震度4の地震が発生。
 下図(注)の×印が震源とすれば、伊方原発はほぼ真上に位置することになるので、まさに直下型地震です。
 中央構造線断層帯から600mにある伊方原発を無能な技術者が動かし、瀬戸内海から西日本を消滅させようとしています。
 (「食品と暮らしの安全」No387 2021.7.1発行より了承を得て転載)
注:(事故情報編集部)より 下図は添付しておりません。
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