[2021_12_16_02]東通原発 地震の揺れの強さ想定 従来より約1割下回る(NHK2021年12月16日)
 
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東通原発 地震の揺れの強さ想定 従来より約1割下回る

 東北電力は、東通村の東通原子力発電所について、国が示した新たな計算方法で想定される地震の揺れの強さを算出した結果、従来の想定よりもおよそ1割下回ったことを明らかにしました。
 東北電力は、この結果を16日原子力規制委員会に提出し、安全対策の審査が行われる予定です。
 東北電力の東通原発は10年前の福島第一原発の事故のあとに運転を停止していて、再稼働に向けて原子力規制委員会による安全対策の審査が続いています。
 原子力規制委員会はことし4月、原発の事業者に対して、震源が特定できない地震の揺れの想定について、過去に起きた地震のデータをもとにした新たな計算方法で算出するよう求めていて、東北電力は16日、東通原発での算出結果を明らかにしました。
 それによりますと、周期が0.02秒の揺れの強さは最大で横揺れが545ガル、縦揺れが389ガルで、従来の想定と比べると、横揺れが9.2%、縦揺れが11.6%、それぞれ下回ったということです。
 東北電力は、この結果を示した補正書を16日原子力規制委員会に提出し、今後、今回の補正書を踏まえて審査が行われる予定です。
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