[2020_10_08_12]東通原発で油漏れ 放射線管理区域内 外部への影響なし(東奥日報2020年10月8日)
 
 東北電力は7日、東通原発1号機(東通村、運転停止中)のタービン建屋地下1階(放射線管理区域内)で0・04リットルの油漏れが見つかったと発表した。原因は調査中。油に放射性物質は含まれておらず、外部への影響もないとしている。
 油漏れは同日午後2時半ごろ、パトロ−ルしていた協力会社の作業員が発見した。パトロールは毎日行っており、昨日は確認されなかったという。
 地上階には発電機と低圧・高圧のタービンがあり、絶縁油や潤滑油を使用している一方、油漏れが見つかった現場の真上には発電機を変圧器を結ぶ電線が収納きれた「相分離母線」があるが、油は使われていないという。地上階と地下階の問は、鉄製の網の部分や配管が入り組んでいる箇所があり、同社はどこから油が漏れたかなどについて調査を進めている。
 同社青森支店の松浦正明原子力部長は「しっかり原因を調べ再発防止に努めたい」と述べた。
 同原発は2011年2月に定期検査に入って以降、およそ9年8カ月にわたって停止している。
     (加藤景子)
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