使用済み核燃料の再処理事業を担う国の認可法人「使用済燃料再処理機構」（青森市）は2日、新理事長に元東北電力上席執行役員青森支店長の佐藤敏秀氏（66）が就任すると発表した。同日、経済産業相から3日付で任命するとの連絡を受けたという。初代理事長を務めた井上茂氏（70）は任期満了に伴い退任する。
　佐藤氏は秋田県北秋田市出身。1979年に東北電力入社、東通原発所長、青森支店長などを歴任した。2017年5月から今年5月までは民間団体「東北エネルギー懇談会」（仙台市）の会長を務めた。
　このほか、運営委員8人のうち3人が交代する。　　　　（加藤景子）