[2016_04_15_16]非常用発電機から軽油25リットルが漏えい 東北電・東通原発(東奥日報2016年4月15日)
 
 東北電力は14日、東通原発1号機の原子炉建屋で、外部電源が喪失した場合に使う非常用ディーゼル発電機1台から軽油約25リットルが漏れたと発表した。発生場所は放射線管理区域外で、周辺環境への影響はないという。
 東北電によると、同日午前10時2分ごろから社員が非常用ディーゼル発電機の定期試験を実施中、同58分ごろに軽油の供給量を調整する発電機の圧力調整弁から軽油が床に漏れているのを発見した。試験は毎月1回行っているが、前回は異常がなかったという。原因は調査中。
 漏えい発生時、同原発の電源は外部電源によって維持していた。
 また、非常用電源も別のディーゼル装置1台と大容量電源装置が稼働可能で、複数の電源を確保していたため、保安規定に違反する状態ではなかったという。
     「阿部泰起)
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