[2023_07_04_13]安定ヨウ素剤事前配布、薬局でも 玄海原発5キロ圏内(佐賀新聞2023年7月4日)
 
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安定ヨウ素剤事前配布、薬局でも 玄海原発5キロ圏内

 佐賀県は原子力災害に備え、九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の半径5キロ圏内の住民を対象に配布する安定ヨウ素剤について、地元の14薬局で申請、受け取りをできるようにした。郵送で受け取りをできない人を対象とする。
 安定ヨウ素剤は、暴露の24時間前、暴露後の2時間後までに服用すると、甲状腺の内部被ばくを抑える効果がある。国の原子力災害対策指針などに基づき、2014年から配布されている。
 郵送の場合は、事前に配布された書類を返信するか、インターネットで申し込む。薬局の場合は、アレルギーの有無などを確認するチェックシート、使用期限が切れた安定ヨウ素剤、服薬内容が分かる「お薬手帳」などを持参する。薬剤師による問診などを経て配布する。申請期限は18日〜来年1月31日。
 配布対象者は原則40歳未満で、これまでに受け取っていないか、薬の有効期限が切れている住民らが対象。40歳以上でも希望すれば受け取れる。問い合わせは県医務課、電話0952(25)7033。(大田浩司)
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